真鍋島移住窓口
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私たちの移住エピソード(2話)

2020.3.28

M氏に打ったメールは、とにかく一度お会いして話が聞きたいというものだった。もちろん、あれこれと自分の事情も書き綴った。


このとき、まだ笠岡諸島のことをよく分かっていなかったので、もし移住するとしたら一番大きな北木島かな、人口多いしカーフェリーも通ってるみたいだし程度の認識。

当時の田舎暮らしの憧れといえば、広い敷地で家の庭先にドーンと車が停められてみたいなイメージ。これに符合するのが広い島ということだったので、小さな島にはまったく興味がなかったのだ。


そんなこんなで届いたM氏からのメールは予想に反してとてもつれないものだった・・・


「当日は真鍋島でなら会えます」


ほぼ用件のみ・・・これはブログコメントのことめちゃくちゃ根に持っとる(汗)


というか真鍋島ってどこやっけ?

え?

一番遠いやん。しかも小っさ・・・

このときの真鍋島は自分にとってただM氏に会う場所。
住む気なんてほぼゼロ。


家族は移住どうこうより、とりあえず半ば遠足気分。
意気揚々と降り立った笠岡港は、島に行きつくまでもなくすでに昭和ノスタルジックの香りプンプン。


乗り込んだ船から見る海は、これまた予想に反してほぼ茶色だった・・・。
(一時の海洋現象だったが、そんなことこのときは知る由もない)


このときのテンションの下がりようは今でもだいたいリアルに覚えている(笑)


この日、せっかくだからできれば他の島の様子も見ようと、午前中は白石島に降り立つ。が、どこへ行って良いものやらさっぱり分からず、とりあえず一緒に降りた人の群れに付いていったら行先は海水浴場だった・・・。


10分ほど歩いたか・・・ただ暑い・・・


観光客ばかりで島の人に出会うこともなく、船の時間もあるのでまたさっきの道を折り返して港へ戻る。


この島に移住は・・・ない・・・


いくら下調べしていても、やはり実際に降り立ってみなければ分からない、感じられないことだらけ。

来たこと自体はやはり正解だった。
午後からはいよいよM氏に会える。


と、船に乗り込んだら船内でまさかのM氏発見。

ブログなどの画像で拝見していたのですぐに分かった。


私:「Mさんですか?」

M氏:「ああ・・・ハイ・・・」

あいさつし、会えた感動から思わず握手を求めたが、やはりつれなかった・・・



めっちゃ根に持っとるやん・・・(汗)



程なくして真鍋島に降り立ったものの、さほどM氏と言葉を交わすこともなく、すぐに島の集会所のようなところに案内される。

集会所の厨房には島のご婦人たちが集まって黙々となにか調理をしている。


気のせいか、なぜか目線が冷たいような・・・


まったく予想してなかった展開。


これからどうなるんやろ・・・



つづく・・・