真鍋島移住窓口
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私たちの移住エピソード(3話)

2020.3.30

これからの予想できない展開に不安を覚えながら待つこと数分。


厨房から応接間に入ってきたのは、関西弁が意外な女性Y子さんと数人の若奥様たち。


色々とこちらの事情や思やつもりを説明し、たくさんのアドバイスもしてもらえた。予定外だったがM氏との話より、むしろこちらがメインになっていた。
が、どうも話が真鍋島に移住するという前提になっているような・・・

とにかく印象的だったのは、皆さんが本当に飾らず気取らず有りのままの空気とでも言うか、こちらも同じように警戒心なく自然と打ち解けていたことだ。

今までの暮らしでは縁遠いことだと感じた。


そうしていると、別の行事で用意したハヤシライスがあるから食べていきとY子さん。当然のようにお支払いをしようとしたが、そんなものはいらないと。


昼食のことなんてまったく頭になかったし(島の事情なんて何も知らないので昼食くらいはどこでもどうにでもなると思っていた。)、ついさっきまで見ず知らずな私たちへの突然のもてなしにビックリした。


これは後日談になるのだが、実はY子さんはじめ奥様方はみんな、「Mさんのブログに辛口コメント書いた意地悪そうなヤツが真鍋に来るらしい!」と、かなりの警戒モードだったそうな(笑)


ハヤシライスも実は有料のつもりだったそうだが、実際に話をしてみたらそんな悪い奴ではないとのY子さんのジャッジになり、別のご婦人がお代もらうんですよねとコソッと確認したところ、「そんなものは取らんでよろしい!」と逆にちょっと怒られたというエピソードを聞いて笑ってしまった。
 

食べ終わりるあたりでY子さんが、 「今日は夏祭りの日だから是非参加していったら?」と想像していなかったサプライズ。 これは泊まりになることを意味していたが、 船の時間なんてのもよく分かっていなかった私たち。嬉しさのまま「行きます行きます」となり、夕刻の祭りまで一度北木島を見に行くことにした。


もうこのあたりで真鍋島に、真鍋島の人たちにハートの半分はつかまれていた。
北木島へは行ったが、そこに住むという前提はもはやなかった。


移住を決めることなった運命の夜を迎えるまであと数時間。


つづく・・・